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頑張る投資家YUKI 第19話 「売却成功 業者売却という方法」

■絶体絶命の戸建て

490万で購入した戸建ての入居者が引っ越し。
途中でオーナーチェンジ(所有者を変更)をしたため、計13年間住んでいただいていた。

残ったのは、中も外もボロボロの戸建て、そして月5万の返済。

妻はパートで、生活に余裕なし。
まさに絶体絶命の状況になった。

しかしこの状況は購入後に気づいていたので、先輩方にアドバイスを頂き、退去連絡を受ける前から売却に出していた。

一軒家は通常、オーナーチェンジより、空き家の方が高く売れると言われる。
空き家の方が現状を見ることができるので、リスクが少ないからだろう。
しかし今回は焦っていた上に、中もボロボロだったということをある程度予想していたため、まずは売り逃げることが大切だと考えていた。

とは言っても売却益(毎月入る家賃収入に対して売り買いする際に発生する利益)が欲しかったので、150万上乗せして650万で売りに出すことにしてみた。

案の定、箸にも棒にもかからず、どこからも問い合わせが来なかった。

■奇跡の業者売却

いよいよ退去日を迎え、来月から毎月4.2万の返済が始まる状況になった。

床は湿気で浮き、壁はボロボロ、水回りは古くすべて新しくしないといけない。
予算は素人目で200万以上かかると思った。

リフォームして高く売る資金もないため、私たちに残された選択肢は現状(ボロボロの状態)のままで買ってくれる人を探すことだった。

不動産業者に相談したところ、いくつかの買取業者に家を見てもらうことになった。

三社見てもらい、一番高かった査定は500万だった。

「お願いします!!」

すぐに返事をし、売却が決定した。

【解説】

売る相手が個人の場合、後からいろいろ言われる可能性が無いことはありません。
しかし買取業者の場合、しっかり査定して買ってもらうので、後から何かを言われることは一切ありません。
特に今回の物件は痛みが多く、すごく心配していましたが、業者だったので安心しました。

買い取ってくれた業者は全国展開をしている業者です。

なぜこの物件を購入してくれたのか?

「上場し資金を手にして、さらに規模を大きくしたい。最初は良い物件だけを買っていけばよかったが、だんだん数が限られてくる。しかし担当者には買取の数のノルマがある。そこで、業者としては『ベストではなくとも、ある程度の物件』でも買っていかないといけない事情があったのではないか。」

その状況の中で、私たちの物件は、氾濫した川の横にあるなどマイナス面もありましたが、駅に近く立地としてはある程度良かったため、売り抜けられたと思います。

おそらく買取業者は、500万で購入し、300万でリフォーム、1500万で売出し、最終1200万で売却するのではないかと考えました。

こうしてストーリーを想像していくのも不動産の面白いところですね。次回は、初めての戸建てを買って売って、プラスになったのか、マイナスになったのか紹介します。

…続く… 

第20話 初めての戸建ての結果発表

writer.頑張る投資家YUKI
(不動産投資歴3年、メガ大家の教えを実践中)

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